• 042-527-6711
  • アクセス
042-527-6711

院長の名峰・名山コラムcolumn

12月の山 立山連峰(富山県)2018.08.24

12月の山 立山連峰(富山県)

今月ご紹介する名山

立山連峰
所在地:富山県
標高:主峰・雄山3,003m

天と地をつなぐ場所として崇拝された霊山

今回の「名峰・名山コラム」は、富士山、白山と並ぶ日本三霊山の一つ、「立山」をご紹介します。
立山は、古くから立山修験と呼ばれる山岳信仰の対象でした。噴気がもうもうと立ち上がる地獄谷は「地獄」、端正にそびえる立山は「浄土」とみなされ、その景観に信者は地獄と浄土を見たといわれます。立山連峰は立山三山「雄山(おやま)、大汝山(おおなんじやま)、富士の折立(おりたて)」の山並みを総した名称で、広義には北アルプスのうち、黒部川の西側に連なる山域の総称を指すこともあります。雄山の頂上には、「雄山神社峰本社」があり、参拝の方が多く訪れます。祝詞をあげてもらい、お払いを受けることができます。私も、この山の神秘性には魅了されました。
また、立山は高山植物の宝庫でもあります。「コバイケソウ」「ヨツバシオガマ」「チングルマ」などの花たちが、厳しい自然環境の中、美しく咲き誇る姿を見ることができます。

今でも冬の風物詩、立山の寒もち

一年で一番寒い時期につくことから「寒もち」といい、このお餅を食べると一年間健康に過ごせるといわれています。
立山連峰山麓の立山町では、1月上旬から2月上旬頃の、寒の入りから寒明けまで寒もち作りの最盛期となります。立山町の「かあちゃん」たちが作った「食彩工房たてやま」でも寒もち作りが始まります。ここでは、立山町で作られている最高級の餅米(新大正餅米)を100%使用しています。鮮やかな彩りの餅ですが、全て天然色素・無添加です。立山に行ったおりには、ぜひおみやげに購入したい一品です。
また、春から秋にかけて登山に出かけるなら、立山連峰の登山玄関口「室堂」、ミクリガ池の傍に、標高2,410mに位置する日本最高所の一軒宿、みくりが池温泉があります。登山の後、ゆっくり温泉に浸かって身体を休ませましょう。なお、冬は休業していますので、ご注意ください。

忘年会のシーズン、胃腸を大切に

忘年会シーズンでもあるこの季節、胃腸は酷使せず、大事に過ごしたいものです。心身ともに疲れているうえ、飲んだり食べたりする機会が多くなりますと、ストレスに加え、胃腸や肝臓をいため、大きく体調を壊す原因にもなります。胃が疲れているときには、ビタミンUをとっていたわってあげましょう。ビタミンUはキャベツなどに含まれる成分で、胃酸の分泌を抑え、胃腸の粘膜の新陳代謝を活発にするので、胸のむかつきなど、胃のトラブルを解消してくれます。水溶性なので、スープや煮物にすると効率よく摂取できます。
例えば、キャベツたっぷりのスープやロールキャベツを食事に一品添えるだけでも違います。また、規則正しい食事を心がけ、ゆっくり、よく噛み、腹八分目でとどめておくことも大切です。できるだけ脂肪分の多い食べ物や刺激のある食べ物も避けましょう。胃に負担がかかり、胃壁を傷めてしまうことがあります。大量のアルコールも、胃酸と胃粘液のバランスが崩れて、胃粘膜が荒れる原因となります。