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院長の名峰・名山コラムcolumn

6月の山 御嶽山(長野県・岐阜県)2018.08.24

6月の山 御嶽山(長野県・岐阜県)

今月ご紹介する名山

御嶽山
所在地:長野県・岐阜県
標高:3,067m

民謡・木曽節でもお馴染み、木曽を代表する神聖な山

今回の名峰・名山コラムは民謡の木曽節でもおなじみ、「御嶽山」をご紹介します。
御嶽山は、7世紀初期に修験者によって開山された霊山で、木曽を代表する山として現代でも親しまれています。
御嶽山の登山のみどころは、5つの火口湖。なかでも、標高2,905mの「二ノ池」は、日本で最も高い場所にある湖沼です。さらに、御嶽山は「滝の山」といわれるほど滝が多い山でもあります。豊かな降水量と森林に恵まれ、大きな高低差をもつこの山では、日本の滝100選に選ばれた根尾の滝をはじめ多様な滝の姿を楽しむことができます。

「五平餅」「すんき」など名物がたくさん

御嶽山のある木曽地方にはユニークな名物がたくさんあり、お土産を選ぶのがいつも楽しみです。
まずは「五平餅」。柔らかめに炊いたうるち米を小判形や団子にして串に刺し、味噌や醤油をつけて焼く五平餅は、木曽・伊那地方の郷土料理として有名です。江戸時代、米の貴重な頃に作られはじめ、めでたい食べ物としてお祝いの日に食べられてきました。
他には、塩を一切使わず植物性乳酸菌でカブを発酵させて作る、この地方独特のユニークな漬物「すんき」もよく知れられています。原料の成分をほぼ変化させないすぐれた保存食品で、この地域では冬の定番の食べ物です。最近の研究では、アレルギー抑制などの効果も指摘されているようです。

梅雨に起こりやすいぜんそくは、普段からの対策を心がけて

梅雨を迎えると、高温多湿によるダニの繁殖や不安定な天候から「ぜんそく」の発作が起こりやすくなります。ぜんそくはアレルギー症状と思われがちですが、実際は気管支の「慢性的な炎症」で、アレルギー以外にもたばこの煙や化学物質、自律神経の乱れなどさまざまな要因が原因で起こります。
ぜんそくの治療は発作が出ていないときが肝心です。普段から身の回りを清潔にしてダニなどのアレルギー源を遠ざけたり、たばこやアルコールを控えるなど、気を配っておくとよいでしょう。薬も規則正しく服用し、発作を起こさないようコントロールしながら毎日を楽しく過ごしたいですね。